
これからのフィジカル(肉体)作りや、現在抱えている問題点を
解決するためには、選手とのカンファレンスが必要になってきます。
その中で方向性を見出し、選手のやるべきことを確認・認識させるとともに
トレーナーとして監督やスタッフ間のブリッジの役割も行わなければなりません。

トレーナーの最も重要な役割は、選手の抱える障害に耳を傾け、
症状を観察し痛みの原因を探ることです。
その場合、医療行為である”診断”でなく、あくまでも応急処置あるいは、
必要に応じて医療機関へ搬送する必要があります。
その後、症状を”評価”し、障害・外傷から早期回復が出来るよう
導かなければなりません。

捻挫、肉離れ、骨折、擦傷(すり傷)等の外傷がトレーニングや
ゲーム中に起こってしまった場合は、直ちに“評価”をしアイシング、
止血等の応急処置を行い、緊急な場合は
医療機関へ搬送しなくてはなりません。

スポーツには外傷と障害はつきものです。受傷後、現場への早期復帰を
めざし選手とカンファレンスを行いリハビリメニューを作成し内容を
理解させます。
さらに日常生活への復帰だけではなく、スポーツ現場において最高の
パフォーマンスを取戻す取組みに努めることはメディカルトレーナーに
最も必要なことです。

外傷・障害は起こってから治すより、ケガをさせない身体作りが大事です。
メディカルトレーナーの仕事は、日常生活の改善からケガをさせないための
身体作りを日々指導していきます。
(1)ケガを予防するための身体調整徒手技術
最も必要な技術で競技に合った障害予防のメニュー作成や、関節調整や
作用する筋肉のストレス放散を行い、外傷・障害防止に努めます。
(2)トレーニングの原則に基づいた管理と計画
トレーニングは五つの原則に基づき個人のレベルに合ったトレーニング方法や
回数を設定し、アドバイスすることがメディカルトレーナーの役割といえます。
(3)環境の整備と用具備品の管理
選手の使用する設備環境の保全を行なうことも仕事です。障害を招く恐れのある
要素にも気を配る必要があります。
(4)テーピング処置
目的に合ったテーピングを施し、状態を悪化させることなく選手の身体を
維持、または競技力向上に導かなければなければなりません。
(5)フィジカルトレーニング
各競技種目における総合的なスポーツ適応能力の向上と、身体調和的発達を
目的とした身体つくりのトレーニングメニューの作成を行います。
(6)栄養指導とサプリメント
競技において選手は食事内容に大きな影響をうけるため、サプリメントを
用いる事がありますが、そこでは適切なアドバイスと確かな知識が必要とされます。

選手にも身体の仕組み(解剖学)やケガのメカニズムを理解してもらうことは
とても重要なことです。
選手自身に自己管理意識をもたせ、最高のパフォーマンスを行なうための
運動指導を行なうことも重要なアドバイスの一つです。
また、カンファレンスによって改善または予防できるケガもあるので、
選手とのコミュニケーションが大事になってきます。


